Amazon prime videoより配信中
1988年公開
〜あらすじ〜
アムロとシャアの13年に及ぶ宿命の対決に決着がつく、シリーズ最終章。
宇宙世紀0093、シャアがネオ・ジオン総帥に就任、地球に宣戦を布告した。
ブライト率いる連邦軍の独立部隊、ロンド・ベルに所属していたアムロは、最新型のνガンダムに搭乗して出撃する。
アムロはシャアの野望を阻止することができるのか?
ガンダム史に永遠に語り継がれる超名作
(prime video紹介文より抜粋)
(C)創通・サンライズ
ガンダムを観るなら必ず通る道
何十年たっても色褪せない重厚なストーリー
政治と戦争をこれほどまでにリアルに表現し
登場人物にこれほどまでに感情移入してしまう様々な人間模様
大人になってから分かる、ジーンとしたセリフ
■第3位 シャア「私はお前と違ってパイロットだけをやっているわけではない!」
最も古いコロニー・ロンデリオンでシャアとアムロが遭遇してしまい、殴り合いの喧嘩が始まった際にシャアがアムロに放った一言
(C)創通・サンライズ
シャアは総帥です。
総帥自ら最前線に出て戦うほど人材不足
それだけではなく、複雑な戦略面や各方面との交渉などの政治、直属の部下の愚痴や管理など、総帥としてそしてジオン・ズム・ダイクンの子としてとんでもないプレッシャーの中、我々が思っているよりも大変なはずです。
このセリフが若干、中間管理職的な感じにも捉えられて、大人になって初めてこのセリフの重さが分かる。
そりゃあ若い娘に逃避もしますわな...
■第2位 ブライト「(アムロの肩に手を置いて) 後は頼んだぞ」
シャアにクェスを奪われ、それを取り戻そうとハサウェイが無断でラー・カイラムに乗り込んだものの見つかってしまい、父ブライトに平手打ちされ、ハサウェイをアムロに託したシーン
(C)創通・サンライズ
盟友の2人
ブライトさんは艦長です。戦艦ラー・カイラムの中で1番偉いのです。
そんな艦長が、一パイロットに息子を委ねるほどのこの凄まじい信頼感。しかも戦闘前に。 「うちの息子が本当にすまん、でも1番頼れるのはお前だけだ。」
さりげないこの仕草の中に、そんな心情さえ感じ取ってしまいます。
そう、かつての関係は
「父親にもぶたれたことないのに!!」
って何とも惨めな関係だったのに、今やお互いが身を委ねるその関係、今作の中で2人が相談し合うシーンは多くあり、いやはや成長しているんだなぁとシミジミ感じます。
そしてブライト艦長がアムロを信頼しきっている、この一瞬の仕草にかつての一年戦争時の2人の関係を考えるとより一層感動しました。
この2人の絶大な信頼感を更に表現するシーンはこの後の「ガンダムUC」に繋がっていきます。
ブライト艦長とリディ少尉の初対面のときの会話ですね。
それを聞きながらこのシーンを思い起こすとなんかシミジミとしちゃいます。
この憎たらしさ満点のハサウェイも、後々の作品では落ち着きがでてカッコよくなりましたね。
■第1位 クェス「ギュネイ!!」
アクシズのノズルが点火し、地球へと向かい始めたアクシズを止めるべく、ロンド・ベル隊が最後の攻撃を仕掛ける。
ギュネイとクェスはアムロのνガンダムを追撃するも、νガンダムへの攻撃はことごとくかわされ、逆に返り討ちに合いそうになった際にクェスが思わず放った一言
(C)創通・サンライズ
ギュネイの想い
ご存知の通り、ギュネイはクェスのことが好きだったわけですね。
ギュネイは果敢に告白をするも、クェスからは、
「あんたなんか大佐(シャア)に比べれば全然大したことないのよ」、そして「モビルスーツの操縦も私の方が上なのよ」 といわん感じで明からさまに態度で示すわけですね。
はい、ギュネイは華々しく振られたわけです。
νガンダムに勝負を挑むも…
更にその戦場でνガンダムを見つけ、真っ先に攻撃を仕掛けようとするクエスをギュネイが忠告するも無視。
そんなクェスが!!
あの見下していたギュネイに助けを求めたわけです。
いや、求めざるを得ない状況にさせたわけです。
この放った一言でハッキリと分かるわけです。
そう
アムロのνガンダムの恐るべき強さが
この一言ですべてが分かってしまう
クェスはニュータイプとしてアムロと互角に戦えるという自信満々のそれを打ち砕き、自分より格下(と本人は思っている)のギュネイに思わず頼ってしまった、このセリフの一言にそれが凝縮されているわけです。
それだけものすごくこのセリフはインパクトがありました。
まさに「連邦の白い悪魔」再びなのですね。
何度でも言います。このたったこの一言です。
御大、恐れいりやす
注:個人的な見解です。
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