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2004年公開
〜作品紹介〜
バンダイミュージアムで限定上映されたフル3DCG作品。
宇宙世紀0079年。
後に“1年戦争”と呼ばれるジオン独立戦争において、ジオン公国は新兵器・新型機を矢継ぎ早に戦場へと投入。
しかしその華々しい活躍の陰には過酷な現実が存在した。
新兵器等を実用試験する「第603技術試験隊」から見た、試作兵器に賭けた兵士たちの姿をつづっていく…。
(prime video紹介文より抜粋)
(C)創通・サンライズ
時代に置いていかれた悲しき部隊
１年戦争において艦隊戦に変わり、新たに繰り広げられたモビルスーツ同士の戦いの中で、新兵器の運用を任された部隊の戦いの記録です。
そう、まさに「プ○ジェクトX」のガンダム版！
１年戦争初期、華々しくその機能をいかんなく発揮したジオン軍のモビルスーツ・ザクⅡ。
その裏で新兵器の試験を任された部隊があった。
しかし、いざ蓋を開けると期待もされていないことに悲しみ悔しがり、そして苦しみながらも自分たちの与えられた任務を全うします。
やはり１番感じてほしいのは、
この決戦の舞台の裏にはこんなことが！
地球侵攻作戦から撤退、そして宇宙での攻防戦.. 熱い熱い戦いの中にこんなドラマが
そして確証はありませんが、
もしかしたら、これってあの人じゃ！？
と思わせるようなシーンもあったり、一瞬でもそんな幸せな想像をさせてくれます。
そして、なによりも
音楽がいい！
盛り上がるシーンで流れる音楽が興奮を産み、素晴らしく感動させてくれます。
３話構成です。
衝撃の 第１話 大蛇はルウムに消えた
哀れみの 第２話 遠吠えは落日に染まった
切ない 第３話 軌道上に幻影は疾る
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第１話 大蛇はルウムに消えた
(C)創通・サンライズ
〜あらすじ〜
宇宙世紀0079年。ジオン独立戦争初期、試験支援艦ヨーツンヘイムは試作兵器である艦隊決戦砲「ヨルムンガンド」をサイド5宙域へと移送していた。
後に“ルウム戦役”と呼ばれる一大艦隊戦に参加するためだ。
本国から艦隊戦の雌雄を決する切り札と聞かされたヨルムンガンドは、連邦軍艦隊を殲滅せんと待ちつづける。
(prime video紹介文より抜粋)
(C)創通・サンライズ
ザクってこんなに強かったの
新兵器ヨルムンガンドの運用を任されることになったオリヴァー・マイ技術中尉。
とんでもない威力の粒子砲であり、自分たちの新兵器が決戦を左右すると信じて疑うことなく、ルウムでの一大決戦に挑むことになりました。
しかし決戦はご存知の通りモビルスーツ・ザクの投入により決着がついてしまいます。
かの赤いモビルスーツに戦場からの退避勧告までされてしまい、自分たちは何も期待されていないことを悟ります。
しかし無力さを痛感しながらも、与えられた職務を最後まで全うしようとするシーンは感動です。
(C)創通・サンライズ
迫力の艦隊決戦から
ルウムでの戦闘シーンは大迫力で圧巻です。艦隊同士の撃ち合いは何度観ても興奮します。
もちろん序盤は物量に勝る連邦軍が押していますから。
(C)創通・サンライズ
そして満を持して、登場！
そう
ザクです！
かっこいい！
こんなにも強くカッコ良かったかな？と思うぐらい。もちろん赤いのも
(C)創通・サンライズ
第２話 遠吠えは落日に染まった
(C)創通・サンライズ
〜あらすじ〜
第603技術試験隊は地球侵攻作戦さなか、2年前に不採用となった試作モビルタンク「ヒルドルブ」を地球に降下し、地上で評価試験する新たな指令を受ける。
しかし降下途中に連邦軍の攻撃を受け、ヒルドルブとの間で交戦が始まってしまう。
アリゾナの荒野で時代に取り残されたモビルタンクの戦いの幕が切って落とされた！
(prime video紹介文より抜粋)
時代においていかれた上官
試作兵器「ヒルドルブ」に乗り込むのは、戦車兵でもあるデメジエール・ソンネン少佐。
トップクラスの戦車使いです。
しかしそんなソンネン少佐も、主戦がモビルスーツに移行する中で、自分自身のパイロットとして資質にもがき苦しんでいました。
かつてソンネン少佐は元部下であるキャディラック特務大尉(気の強い女性)の憧れでもあり、皆から尊敬の眼差しで見られていました。
しかし、モビルスーツのパイロットとしては不適合の烙印を押され自暴自棄になってしまった悲しい過去の持ち主。
その気持ち、悲しいくらい分かるから辛い。若い子に次々と抜かされ周りから哀れんだ目で見られているんじゃないかと。
モビルスーツごときが！
しかしこのソンネン少佐、周りのことなんかなんのその！
自分の得意な戦車を最大限にまで活かして、それはもう素晴らしく活躍します。
時代の流れについていけず、若者に当たり散らす老害のようなイメージしてしまいますが、ところがどっこい、とても熱く信念を持って行動するところは見習いたい気分になっちゃいます。
第３話 軌道上に幻影は疾る
(C)創通・サンライズ
〜あらすじ〜
宇宙世紀0079年10月24日、ジオン軍は主力モビルスーツ「ザク」を凌駕する新型モビルスーツ「ヅダ」の開発と成功を発表。
ヅダが配属され、士気高まる第603技術試験隊は、艦隊司令部より緊急入電を受けオデッサ上空の宙域に向かう。
ヅダと連邦軍モビルスーツの、地球軌道上での激しい交戦が開始された！
(prime video紹介文より抜粋)
ザクより強げ
悲しく切ないですが、すごく感動します。
新型モビルスーツ「ヅダ」の運用を任されたのがジャン・リュック・デュバル少佐。
少佐はモビルスーツとしてのその性能をいかんなく発揮します。
しかし地球では連邦軍の「オデッサ作戦」が発動され、ジオンの地球での主導権が失われると同時に、数万ものジオン兵が宇宙へ脱出しなければならない状況が迫っていました。
(C)創通・サンライズ
敗者の悲しさ
救難指示の通達を受けた「第603技術試験隊」も、衛星軌道上に浮いているであろうジオン兵を救出に向かいます。そして補足した救難信号の数は．．．
このシーンはまさに必見です！
「オデッサ」ついにでてきましたね。
かの独立部隊も戦っているであろう、最初のヤマ場。オデッサはこの後の作品の「MS IGLOO2 重力戦線」でもでてきます。
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