サスペンス

prime videoでオススメ【ナイル川殺人事件】あらすじと感想

Amazon prime videoより配信中

2022年 アメリカ・イギリス

〜あらすじ〜

全世界で20億冊以上を売上げる「世界一売れている作家」アガサ・クリスティ原作。

世界一の名探偵ポアロが挑む、エジプトの神秘ナイル川をめぐる極上のミステリー・クルーズ。

大富豪の美しき娘の新婚旅行中に、クルーズ船内ので起きた連続殺人事件。

容疑者は、結婚を祝うために集まった乗客全員…。

豪華客船という密室で、誰が何のために殺したのか?

そして、ポアロの人生を大きく変えた≪衝撃の真相≫とは?

(prime video紹介文より抜粋)

こんな人にオススメ

  • 推理小説はあまり見ない
  • 意外な展開を期待している
  • 犯人は必ず当てたい気分

© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

相変わらず怪しい登場人物たち

前作に引き続き、今作もドロドロの人間関係が見どころです。

そしてお決まりの「忌まわしき過去」が絡みあった事件となっています。

1937年 ロンドン

ポアロは招待されたパーティで、音楽にあわせてダンスをしているカップルを見かけた。

サイモンとその彼女であるジャクリーン。2人は婚約していた。

遅れて大富豪の娘であるリネット(ガル・ガドット)が颯爽と現れた。

ジャクリーンとリネットは友人同士で、ジャクリーンは彼氏であるサイモンを紹介したい理由があった。

サイモンは無職、仕事を紹介してもらいたかったのだ。

サイモンとリネットの仲を良くしてもらうため、ダンスに誘う。

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その魅力的な容姿はサイモンを虜にさせていた。

6ヶ月後 エジプト

ポアロはかつてオリエント急行でともに行動したブークと再会し、そのブークの友人の結婚式に招かれた。

その新婚夫婦はなんと、

ロンドンのパーティにいた無職のサイモンと、大富豪の娘リネットだった。

サイモンはジャクリーンを捨てて、大富豪のリネットを選んだのだった。

その光景をみたポアロが一言

「愛とは波乱万丈だ」

新婚旅行は、ナイル川のクルーズ

10人以上が招待されたこのクルーズに、1人の招かざる客がいた。

サイモンの元フィアンセのジャクリーンだった。

サイモンとリネットは恐怖心からポアロに相談するが、実際のジャクリーンの行動は

”姿を現し、何も言わずに見つめるだけ”

ポアロは「犯罪ではないので力になれません。」

行動の意味を確認したかったポアロは、ジャクリーンに話を聞いてみた。

ジャクリーンは言った。

「彼を愛している。狂おしいほどに」

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動機はみんな持っている

今回の被害者は大富豪の娘・リネット(ガル・ガドット)。

夫婦でエジプトに新婚旅行に訪れていました。

この豪華客船には、被害者リネットとは他にも因縁めいたものを持っているメンバーが集まっています。

ポアロと友人ブークの他、ブークの彼女と母親、

富を軽蔑するマダム、金が好きな看護師とメイド、リネットの従兄弟、いかにも腹黒そうな男

豪華客船に乗り合わせたのは新婚夫婦とポアロの他、リネットと関わりある人達、そして追いかけてきている夫サイモンの元フィアンセであるジャクリーン

基本、だいたい全員怪しいです。

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過去の因縁からの始まり

元フィアンセ・ジャクリーンが、夫婦の近くに度々出没します。

何もしないでただ見ているだけなので、この行動が恐怖感をより一層かきたてます。

リネットはこの元フィアンセの行動に気味悪がり、旅行を中断して帰国したいという始末。

かつてリネットと元フィアンセは友人同士の2人だったが、今や対立するバチバチの関係も、観ているほうを緊張させてくれます。

事件が起こり、みんなの過去が明らかになってきます。

ポアロの名推理もさることながら、演じるケネス・ブラナーの特徴的な早口と激しい動きには注目してほしいです。

これが見たかった〜、て気分になります。

今作でエルキュール・ポアロの過去が描写されています。

ポアロのトレードマークであるヒゲの秘密と、ウワサの「カトリーヌ嬢」との関係です。

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矛盾点

【オリエンタル急行殺人事件】の最後、列車を降りたポアロを駅員が呼び止めました。

そして駅員が「次はナイル川で殺人事件です」と伝えたシーンがありました。

今回のナイル川での事件も、すでに起こった殺人事件の解決ではなく、ポアロが乗り合わせた船にたまたま事件が起こっただけなので、このセリフに矛盾を感じました。

しかしこれは「次回も続きますよ」と宣伝したかったのかな、と捉えれます。

ポアロとこの映画を観ている人に向けて発したセリフではないかと。

いわゆるそういったシャレたことも、監督&主演のケネス・ブラナーだからこそのシーンだと思いたいですね。

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えのき猫
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