ホラー

prime videoでオススメ 【FALL】高所恐怖症の人は危険

Amazon prime videoよりレンタルにて配信中

2023年 アメリカ

〜あらすじ〜

山でのフリークライミングの最中に夫・ダンを落下事故で亡くしたベッキーは、悲しみから抜け出せず1年が経とうとしていた。

ある日、ベッキーを立ち直らせようと親友のハンターが新たにクライミングの計画を立てる。

今は使われていない地上600mのモンスター級のテレビ塔をターゲットとして選んだ彼女たちは、老朽化で足場が不安定になった梯子を登り続け、なんとか頂上へと到達することに成功するのだが…。

(prime video紹介文より抜粋)

こんな人にオススメ

  • 最近、刺激が少ない
  • 思いっきりドキドキしたい
  • 実は高いところが苦手だ

(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

無謀な挑戦

この映画の感想は一言「やばいです」 

とんでもないスリルを味わえます。

そして必ずもう1度、観たくなります。

 夫を亡くしたベッキーは、その悲しみから生活は荒れ、生きる気力を失いかけていた。

すでに繋がらない夫のスマホに毎日TELするくらい引きずっており、心配している父親からの言葉にも耳を貸さなかった。

そんな矢先、親友のハンターがその状況を気にかけてくれ、再び気力を取り戻させるため、600mもあるテレビ塔へ登ろうと誘う。

親友ハンターはスリルを求め世界中を旅しており、動画で収入を得ていた。

テレビ塔は老朽化のために壊す計画があり、その前に制覇したいと考えていた。

そして今回、ベッキーを励ますと同時に、テレビ塔の頂上で配信をするつもりだった。

(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

過去を引きずるな

2人は近くのモーテルに宿泊し、朝にテレビ塔に向かいます。

いざテレビ塔についたベッキーでしたが、その高さと過去にトラウマにより怖気づきます。

親友ハンターが励まします。

「今こそ恐怖に立ち向かわなきゃ」

「ここでやめたら恐怖に屈することになる」

ベッキーは恐る恐るではありますが、一歩前に進み登ることを決意します。

頂上で夫の遺灰をまき、過去と決別するためです。

(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

登頂成功、しかし...

ベッキーは時々身体が震えながらも登ります。

頂上から15mほど下にアンテナがあり、それを超えれば頂上です。

ベッキーとハンターはついに頂上に登ることに成功します。

高さは600m、高すぎてスマホは圏外です。

そして目的であった夫の遺灰をまき、ベッキーに吹っ切れた笑顔が戻ります。

親友ハンターがなぜスリルを求めて世界中をまわっているのか?

きっかけはベッキーの夫が亡くなったことでした。

「人生は儚いって気づいた。多くの人に伝えたい。人生はあまりに短いって」

「だから一瞬一瞬を大切に人生を生きたい」

2人は満面の笑顔で動画を撮り、テレビ塔から降りる準備を始めます。

(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

絶体絶命

2人はロープで繋ぎ、ベッキーがハシゴをつたって降りようとした瞬間ハシゴが外れ、

ベッキーは宙吊りになってしまいます。

叫ぶベッキー、焦るハンター

「絶対に離さない!」

頂上にいるハンターはロープを引っ張り上げてベッキーを救出しました。

しかし肝心のハシゴは、30m下くらいまですべて落下してしまいました。

2人は頂上に取り残されました。

しかもスマホは圏外、連絡手段がありません。

絶体絶命のピンチです。

(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

常に恐怖を感じさせてくれる

最初にテレビ塔の高さに圧倒されます。

そしてテレビ塔の下から上を見上げるシーンは、その高さとテレビ塔の幅の狭さに、恐怖を感じてきます。

テレビ塔の骨組みは当然のようにサビついており、ところどころビスが抜けかかっているような状態。

いざ登り始めるとハシゴはカタカタ揺れ、そしてハシゴに足をかける度に軋む(きしむ)音に、不気味さを感じます。

登っているときに塔全体が微妙にゆれており、それが常に緊張感を煽ります。

テレビ塔に登っているシーンを何度も遠目で映すシーンがあります。

その塔の細さに今にも「ポキっ」と折れそうに見え、観ているほうを何度も恐怖を生み出します。

「恐怖なんかぶっ飛ばしてやれ」

「つべこべ言わず、やってみよう」

登り始めから何かが起きそうな予感を感じさせています。

(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

推しの1本

ハラハラ・ドキドキというのを見事に表現しており、すごく上手に作っている作品だと感じました。

恐怖の演出はこれだけではなく、終盤に別の恐怖があります。

それがもう1度観てみたくなる理由です。

「人生は儚(はかな)い」

「人生はあまりにも短い」

この映画を観たあとは、このセリフが更に重みがあります。

最後までイッキに見入ってしまう作品です。

(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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