135分
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こんな人にオススメ
- 他国の脅威をヒシヒシと感じている
- 日本は、いざとなったら強いと信じている
- 本田翼が大好き
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
〜あらすじ〜
20XX年、12月23日未明。
未曾有の事態が日本を襲う。
沖ノ鳥島の西方450キロ、
初島に国籍不明の武装集団が上陸し、わが国の領土が占領された。
海上自衛隊は直ちに小笠原諸島沖で訓練航海中の、第5護衛隊群に出動を命じた。
その旗艦こそ、自衛隊初の「航空機搭載型護衛艦《いぶき》」だった。
計画段階から「専守防衛」の的となり国論を二分してきた《いぶき》。
艦長は、航空自衛隊出身の秋津竜太一佐。そしてそれを補佐するのは海上自衛隊生え抜きの副長・新波歳也二佐。
現場海域へと向かう彼らを待ち受けていたのは、敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃だった。
(prime video紹介文より抜粋)
軍事衝突の危機
国籍不明の漁船群が日本領海・初島付近に侵入
海上保安庁「くろしま」が現場に急行し警告したが、突如、漁船群が発砲して隊員たちが拘束されてしまった。
内閣は即時に「海上警備行動」を発令、
付近で訓練中の空母いぶきをはじめとする「第5護衛隊群」を派遣した。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
空母いぶきには、取材中の記者・本多裕子(本田翼)と田中(小倉久寛)が乗り合わせており、田中はこれは大スクープと興奮していた。
偵察中のヘリが、初島付近で救難信号をだしている漁船を発見。
救出に向かおうとしたその直後、潜水艦より12発のミサイルが空母いぶきに向けて発射された。
秋津艦長は命じた。
「砲雷長、CIWS(近接防空システム)で対応」
CIWSで撃ち落とすが、1発が外れて空母いぶきの甲板に命中し、多数のケガ人をだしてしまった。
記者の本多も戦闘というものを目の当たりにし、取材よりも恐怖感で震えていた。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
専守防衛の呪縛
内閣で議論が紛糾している間に、新たな情報が入った。
「機動部隊が波留間(ハルマ)群島海域に接近中、空母グルシャを主力とする北方艦隊です!」
敵空母はMig−35を60機搭載、
しかも航行中の空母いぶきの前方に敵潜水艦が迫ってきた。
先行している潜水艦「はやしお」が敵潜水艦を捉える。相手は魚雷を撃つ気だった。
「ここでやりあおうってのかい」
潜水艦艦長・滝一左はやる気だった。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
群司令も決断を迫られていた。
秋津艦長の判断は、
「やらなければやられる。状況は攻撃要件を満たしているものと考えます」
新波副艦長は「正当防衛以外、攻撃はできません」「仕掛ければ戦闘になります」
近距離で対峙している潜水艦「はやしお」は危険な状況が刻一刻と迫っていた。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
日本への侵略、迫りくる脅威
最後まで緊張感が切れることなく、あっという間に最後まで観れました。
架空の敵国が日本へ領海侵犯し、自衛隊に対し攻撃をしかけてきたときの自衛隊の決断、そして日本政府の対応がすごくリアルに表現されています。
これは他人事ではなく真剣に見入ってしまいます。
北海道や沖縄方面は今も虎視眈々とねらっている国がありますから。
ここで描かれているのは、絵空事ではないというのが率直な感想です。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
試される日本人の危機意識
「戦後何十年と、国民に誰一人として犠牲者をだしていない」
これは作中で「空母いぶき」艦長の秋津竜太(西島秀俊)のセリフです。
「空母いぶき」が建造される時に、日本各地で戦争反対や戦争の兵器といった、一部の国民により反対運動が起こった。
それが「戦争の兵器」か「日本国を守る為の兵器」なのか、
この問いを作中で幾度となく投げかけており、観ているほうを考えさせてくれます。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
攻撃された時の対応、そして空中戦
敵国の潜水艦による魚雷発射という手荒なご挨拶から始まります。
そこからの回避行動、そして攻撃されたあとの反撃をするかどうか、護衛艦の各艦長が苦悩させられるといった状況が表現されています。
現実を考えれば違和感ありまくりです。
そう、それが
「専守防衛」
攻撃されてもひたすら守ると。
憲法かざせば攻撃が止むわけはありません。
魔導書なんかではないし、他国にとってはそんなの関係ないですよね。
1つだけ言えるのは、映画ではなく現実に起こりうる事態であるということ。
その時に果たして何が出来るのか。
終盤に待ちに待った戦闘機による出撃シーンがあります。
しかしその戦闘機も、攻撃を受けるまでは手が出せない中、最終的にはパイロットの判断に委ねられます。
「迷ったら撃て」艦長のこの言葉をパイロットは胸にきざみ、敵戦闘機へと向かうシーンは感慨深いものがあると同時に、ここからエンディングまで最高の盛り上がりをみせてくれます。
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
いつまでも過去に囚われるな
国民世論による戦争反対という声はもちろんありますが、ではいざ攻められた時に守りきれるのか? この真価が問われるときにきています。
強調しているのは批判的なマスコミの扇動、そしてそれを信じ込む一部の国民。
この映画を通して、日本の平和主義による弱腰外交が岐路に立たされている、そんな気持ちにさせてくれます。
あぁそれは昔からか。
日本国自衛隊の必死の防衛が大迫力で観れます! スキマ時間にぜひ!
(C)かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/「空母いぶき」フィルムパートナーズ
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