137分
【主演】ケヴィン・スペイシー
こんな人にオススメ
- 刑事に憧れていた
- 俳優たちの熱い演技がみたい
- 1人でバーに行って黄昏れてみたい
3人の刑事
ドロドロの人間関係
ぶつかり合う刑事たち
恐怖すら感じるロサンゼルス市警のとてつもなく大きな闇
名作中の名作です。
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
バド・ホワイト巡査(ラッセル・クロウ)
刑事課所属
容赦なく拳で解決する暴力刑事
女性に手を挙げる男は許さない、実は純粋な男。
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クリスマスイブの深夜
バド・ホワイト巡査(ラッセル・クロウ)と、相方のステンズランド巡査は1件の家を見張っていた。
その家から女性の悲鳴が聞こえる。旦那が妻に暴力を振るっていた。
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ステンズランド巡査は後部座席ですでに酒を飲んでいた。
署でやっているクリスマスパーティーが待ちきれない様子でバドに言った。
「さっさと酒を買って署に戻ろうぜ」
「やつは2週間前に仮出所に」
「パトカーを1台よこしてくれ。仮出所の男が妻に暴行中、後始末を頼む」
バド・ホワイト巡査は無線で伝えると家の玄関に向かった。
旦那がでてくる。
「何だ貴様は!?」
「俺が相手だ」
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出てきた旦那を一瞬で倒し、女性に優しく声をかける。
「支度を」 バドはお金をそっと渡す。
署に帰る途中に酒屋に寄って、バドは注文した酒の用意を待っていた。
すると1人の女性が入ってきた。
ベロニカレイク(女優)に似た女性で、名前をリン・ブラッケン
その女性も大量の酒を注文し、バドと同じく酒が出てくるのを待っていた。
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「メリークリスマス」 思わずバドは声をかける。
「メリークリスマス お巡りさん」
「お見通しか」
「顔に書いてあるわ」
バドが酒を手に店の外にでると1台の車が停まっていた。
後部座席には、金を持ってそうな男と包帯をした女性が座っていた。
すかさずバドは近寄り尋問する。
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「大丈夫か? 暴力を?」
「勘違いしないで」 酒屋からでてきたリン・ブラッケンが声をかける。
「ではなんだ?」
「私なら何でもないわ」包帯の女性が答える。
そのまま署に戻った2人、しかしステンズランドが原因で事件が発生する。
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L.A.コンフィデンシャル
L.A.コンフィデンシャル (吹替版)
エド・エクスリー巡査部長
刑事課所属
見た目のマジメさそのままに正義感に溢れ、悪を容赦なく捕まえようとする真っ直ぐな刑事
出世欲が強いせいで、周りからも敬遠されがち
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クリスマスパーティーが開かれている署内で、エド・エクスリー(ガイ・ピアース)は新聞社の記者の取材を受けていた。
後から上司のスミス刑事(ジェームズ・クロムウェル)がエドに話しかける。
「警部補昇進試験で君がトップだ。どの部に行きたい?」
「刑事課に」
スミス刑事は苦い顔をして言った。
「君は政治家タイプだ。腕っぷしのいる捜査は向かん」
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「自白をとるために容疑者を殴れるか?」
「ノー」
「更生の望みのない犯罪者を背後から撃ち殺せるか?」
「ノー」
「では刑事になるのは辞めておけ」
「お言葉ですが、あなたや父とは違う刑事を目指します」
エド・エクスリーは、殉職した父を追って警察官になった。
その父を殺害した犯人はまだ捕まっていない。
警察官になった1番の理由は、父親を死に追いやった犯人を自分の手で捕まえることだった。
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ジャック・ビンセンス巡査部長
麻薬課所属
荒くれ者の多いロス市警で、ひときわ紳士感が強く、まともにみえる
しかし裏ではマル秘情報雑誌”ハッシュハッシュ”誌の編集長シドと手を組み、
逮捕の瞬間の写真を撮らせることでスクープに貢献、小遣いを稼いでいた。
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クリスマスイブの夜、俳優が彼女とマリファナをやっているという情報がシドから入った。
ジャックは逮捕に向かい、踏み込む前に撮影隊に細かく指導した。
「カメラはそこにいろ。2人を連れてきたら映画館を背景に撮れ。オレの顔に照明を当てるな」
自分とカメラの立ち位置、写真を撮る角度、手慣れたものだった。
そして逮捕の瞬間、シドが待ち構えてカメラにおさめ、署に連行した。
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ジャックは証拠品をおさえるために部屋で現場検証をしていると、メモ用紙から名刺らしきものが挟まっっていた。
”白ユリの館 お望みのままに”
© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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ジャックは刑事の勘からか、妙な胸騒ぎを覚えつつも現場を後にする。
これがロサンゼルス市警に昔からある大きな闇の1つであり、この後大きく揺るがしていくことになる。
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血のクリスマス
署に帰ったジャックが同僚に成果を自慢していると、入口から数人が連行されて入ってきた。
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「ブラウンとヘレナウスキーを撃ったやつらです」
「ブラウンは今も意識不明だ」
警察を襲ったメキシコ人グループが連行されてきた。
その情報は、2階でクリスマスパーティーをやっている警察官たちにも入った。
「みんな、犯人のメキシコ野郎が捕まったぞ! 下にいる」
途端にステンずランド巡査の表情が変わる。
「やっちまえ!」
いっせいに2階から降りてくるステンズランド他数名、
すぐさま制止するエド・エクスリーでしたが、その威圧感におされてしまいます。
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メキシコ人を前にしたステンズランド巡査
「仲間の恨みだ!」
メキシコ人を次から次へと殴ります。
そこに止めにきたバド・ホワイト巡査。
一旦はステンズランド巡査を抑えて落ち着かせようとしますが、メキシコ人が絡んできました。
「クソ野郎!」
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その瞬間キレたバド、メキシコ人に殴りかかります。
「ファックユー!」
ジャックを含め他の警官も次々と便乗し、現場はカオスと化します。
エド・エクスリーを取材にきた新聞記者がまだ署に残っており、ここぞとばかりにその様子をカメラに収められます。
”血のクリスマス”
翌日の新聞にその様子が載ってしまい、ロサンゼルス市警は対応を迫られることになります。
事態を重くみたロサンゼルス市警は、大量の処分者をだすことで、事態を収拾しようとします。
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ナイトアウルの虐殺事件
ステンズランド巡査は退職、バド・ホワイト巡査は謹慎
ジャック・ビンセンス巡査部長は風紀課へしばらく異動
一方でエド・エクスリー、「正義のために証言します」
大陪審で進んで証言台に立つことを希望したエド・エクスリーは警部補に昇進しました。
しかし上司のスミス警部はエドに忠告します。
「出世もいいが、仲間からつまはじきを食うぞ」
「分かっています」
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ー 深夜のロス市警 ー
エドは1人残って仕事をしていました。
そこに緊急無線が入った。
”誰か殺人課の人はいませんか?”
「エクスリーだ」エドがすかさず応答する。
”ダウンタウンにある店 「ナイトアウル」で殺しです”
エドはすぐさま現場に向かいました。
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店内はコックが殺されており、他には誰も見当たりません。
しかし血がトイレのほうにまで続いています。エドがトイレを開けると、数人の遺体がトイレの中に運ばれていました。
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スミス警部も駆けつけており、すでに指揮を執っているスミス警部にエドが言います。
「私の事件です。第一報は私が」
「私が指揮を執る」
結局この事件はスミス警部が指揮を執ることになりました。
店内を調べていると新たな一報が入ります。
被害者の1人がステンズランド元巡査でした。
名演技に惹かれます
エドは、この事件には不可解な点が多く、これがただの殺人事件ではないことを突き止めます。
ジャックは”白ユリの館”の名刺にある独特なマークが、警察署にも使われていることに気づきます。
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そしてバドは、クリスマスイブの夜に酒屋で出会った女性リン・ブラッケンから、この事件の真相に近づいていくことになります。
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普段関わることのない刑事3人が、時には目的を共有し、時には敵対しながらも、ロサンゼルス市警に潜む闇を暴いていきます。
複雑にからみあった過去の因縁、ついには巨大な権力を相手にすることになります。
そして、
名俳優たちの熱い熱い魂のぶつかりが待ち受けています。
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刑事としての夢
刑事たちがそれぞれ事件を探るにつれ、私欲に溺れた人間の醜い姿を目の当たりにします。
権力者に利用され続けながらも、夢を持った純粋な若者との出会いがあり、今の自分の状況に悩み葛藤していきます。
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このことを強烈に感じるシーンがあります。
エド・エクスリー警部補が、ジャック・ビンセンス巡査部長にと捜査の協力をお願いするシーン
その時のセリフです。
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エドがジャックに尋ねます。
「なぜ刑事に?」
ジャック・ビンセンスは無表情になり、しばらく沈黙
そして放った言葉は、
「さあ、忘れたよ」
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刑事になりたてのころは夢であふれていた。
しかし今の自分は名誉のために手を汚すようになってしまい、そんな自分に対して苦悩している、
その”無表情の演技”だけで強く伝わってきます。
このあと苦悩しながらも刑事としての本懐に目覚めていき、行動することになります。
終盤はまさかの衝撃な展開も待ち受けています。
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注目してほしいところ
演者が体当たりの演技です。
今や主役クラスの演者が多数出演しており、若くガムシャラなころだから出来た演技のように感じました。
細かな動作と表情、そしてパワーあふれるアクションシーン
その熱演をぜひ、感じ取ってください。
観てお得な1本です。
休日前の夜にでもぜひ!
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L.A.コンフィデンシャル
L.A.コンフィデンシャル (吹替版)