123分
【出演】藤ヶ谷太輔 前田敦子 中尾明慶 香里奈 豊川悦司
こんな人にオススメ
- どうしようもない人間を見てみたい
- 主役の生き方を反面教師にしたい
- 安心感がほしい
〜あらすじ〜
自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。
その夜から、親友、バイト先の先輩や大学の後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、
ついには、母が1人で暮らす北海道・苫小牧の実家へ辿り着く。
だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。
行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。
「俺の家に来るか?」、父の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが––––。
(prime video紹介文より抜粋)
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
人間性を疑うくらいクズなのに彼女持ち
どうしようもないクズ
みていると気分が悪くなる性格
でもなんか励まされる
菅原裕一(藤ヶ谷太輔)はその日も朝ゴロゴロしていた。
飲みに行くので遅くなると彼女に伝えるが、実際は浮気していた。
親友の伸二(中尾明慶)にも、あまりのダラシなさにキレられた
勇気をふり絞って姉(香里奈)に電話し、姉の家に転がりこむも、説教され逆ギレしてまた飛び出しそうに。
姉は実家に帰らせるための飛行機代を裕一の目の前に叩きつけた。
裕一はそれを拒否。そんな裕一をみて姉は一言
「あなた何しに来たの?」
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
実家に帰るも結局は...
目の前に壁があればすぐ逃げ出す。
イヤなことがあったら逃げて逃げて、最後に自分の殻に閉じこもる。
こういう人間になってはいけないと教訓になります。
裕一の最後に逃げた場所は北海道の実家
しばらく母親(原田美枝子)と暮らすつもりだったが、母親は変な宗教にハマッていた。
裕一にも宗教を押しつけてきて、怖くなった裕一は実家から飛び出した。
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
父親もクズだが、考えてくれてはいる
帰れる場所もなく、放心状態だったときにたまたま出くわしたのが、母親と離婚して家をでていった父親(豊川悦司)です。
父親の家に転がりこんだ裕一でしたが、父親は追い出すこともなく住ませようとします。
父親も負けず劣らずで、いい感じのクズっぷりです。
クズを演じる豊川悦司の演技はお見事です。
父親はかつて知人・友人から借金をかかえていたが、踏み倒して逃げ出した過去をもつ。
そして現在は毎日パチンコ生活、無職っぽい雰囲気で、「この親にしてこの子あり」を地でいくような最高の親子です。
思い詰めている裕一に言います。
「何事も事が動き出すときは、思いもよらないどうでもいいタイミングで動くものだ」
スマホの電源を入れると、里美から何件もの電話と留守電が入っていました。
「裕一のお姉さんから電話があって、お母さんが倒れたって」
ここから怒涛の展開がはじまります。
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
最後はとんでもない結末が
序盤からかなりのクズっぷりを見せつけられますが、終盤に感動が待っています。
まわりは裕一のことを見ていて、力になろうとしてくれます。
彼女である里美も、家を飛び出ていった裕一を最後まで助けようとします。
ついに感動のフィナーレが...
と思いきや、とんでもない大どんでん返しがお待ちしております。
逃げて逃げて逃げまくった裕一にとってふさわしい結末であり、まさに自業自得かもしれません。
頭を休めたいときにオススメです。休日前のヒマなときにでもぜひ!
©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
そして僕は途方に暮れる