106分
Amazon prime videoにて配信中
こんな人にオススメ
- 投資が好き
- 投資会社の闇をみたい
- 社会人としての考えを学びたい
〜あらすじ〜
2008年、ニューヨーク。
ウォール街の大手投資会社で大量解雇が始まった。
解雇になったエリックは、部下のピーターに「用心しろよ」と意味深な言葉を残しUSBメモリーを託して去る。
原子物理学の博士号を持つアナリストのピーターは、リストラから生き残った数少ない1人だった。
(prime video紹介文より抜粋)
(c) 2011 MARGIN CALL PRODUCTIONS LLC and MARGIN CALL LLC
投資会社の闇
社会人には見てほしい1本です。
セリフも勉強になります。
何度も観るとより緊張感が増す作品です。
ニューヨークにある証券会社。
その日、本部よりリスク管理部が乗り込んできた。
人員整理だった。
何人も解雇通告されるなか、取引管理部長のウィル(ポール・ベタニー)は部下たちに言った。
「無視して仕事してりゃあいい」
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ウィルの部下であるエリックは会社のリスク管理を専門としていたが解雇となり、会社を去る直前に、アナリストであるピーターにUSBを渡した。
ピーターはUSBのデータ解析に成功した。
主力商品である不動産担保証券の価値が著しく下落しており、導きだした結論は
「我が社の資産価値以上の損失になる」
すなわち会社の破綻を意味していた。
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マージン・コール(字幕版)
会社の危機
ピーターはバーで飲んでいた上司のウィルを呼び戻します。
時間は23時
オフィスに戻ってきたウィルに説明しますが、すぐには理解できませんでした。
「要点を言え」
このまま資産価値がマイナス方向に向かうと破綻する。
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この一言で理解し、すぐさまウィルは上司で取締役のサム(ケビン・スペイシー)に電話します。
サムもオフィスに戻ってきて、会社の危機を理解しました。
「別の人間に意見を求める」
取締役のサムの、さらに上の人間に判断を仰ぐことになりました。
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緊張の報告
サムの上司は、若干43才のジャレド(サイモン・ベイカー)
その人間性をよく知らないウィルやピーターは、あいつはどんな人間かをサムに尋ねます。
「カネのためなら手段を選ばない。何でもやる」
その言葉通り、ジャレドは冷徹な印象で、愛情なんてものは感じられません。
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説明を聞いたジャレドは何かを悟ったように皆に言います。
「(不動産担保証券を)すべて売却できるか」
1年前にこの問題を指摘されていました。ジャレドは先送りにし、社長にも報告していませんでした。
リスク管理部長であるサラ(デミ・ムーア)がジャレドに言います。
「計算式にミスがあった。私たちのミスよ」
「君のミスだ」 ジャレドはすかさず返します。
サラも負けません。「あなたも道連れよ」
言った言わないの押し付け合い、ジャレドは部下に責任を取らせようとします。
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サムは聞きます。
「どうする? 彼に電話を?」
「もうした」
その彼とは社長です。
社長に会う前に、ジャレドは皆に釘を刺します。
「いくら険悪になっても、ごまかさず真実だけを話せ。虚勢をはるな」
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社長の決断
ヘリで社長が到着します。
時間は夜中2時
役員が勢揃いし、緊張感で張り詰めるなか、社長はジャレドではなく問題を解明したピーターに説明を求めます。
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「赤ん坊や犬に話すつもりで分かりやすく頼む」
誰が聞いても分かるように伝えろとの言葉です。
”不動産担保証券”の価値が25%下落すると、損失額は会社の総資産価値を上回ってしまう。
状況を理解した社長はジャレドと同じく、不良資産をすべて売ることを決断します。
それは、
なんの価値のないものを市場に気づかれないうちに売る
それはすなわち顧客からの信頼を失い、トレーダーとしてのキャリアにも傷がつくということ。
自分の部下の人生が左右されるこの決断を強要できないサムは、断固として反対します。
社長が一対一で説得してもムダでした。
サムは辞める気でいました。
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良心の呵責
社長の決断に、ジャレドも説得にまわります。
ウィルにのってくれるか尋ねます。ウィルは
「サムは間違いなく正しい決断をする。私は彼の意見に従いますよ」
そしてサムも決断します。
部下から信頼されているサム。間違っていることは社長にも意見するほどでした。
サムとジャレド、性格も考えかたも真反対のこの2人が最後まで話を盛り上げてくれます。
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やっぱり緊張感がたまらない
会社に危機が迫っているときの緊張感と心理戦が、この映画の醍醐味です。
しかも金融系にしては、会話の内容もすんなりと頭に入ってきます。
置かれている危機的状況をすぐさま報告しなくてはいけません。
その様子はものすごく緊張感がタップリです。
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映画の内容はセリフがほとんどになりますが、実際の社会でも役立つセリフもあり、意外と勉強になります。
とくに上司に説明する場面など、相手にカンペキに理解してもらうのは思っていても出来ないしホント難しいものです。
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「この仕事を続けるなら自分の価値を信じろ」
「公平な世界など誰も望んでいない」
最後は一丸となってみんなで危機を脱するために行動します。
次の日にすぐに動くこの行動力は会社にとって必要ですし、勉強になります。
金融系の映画は、現実の問題と直面しているから奥深く、この緊張感を感じとってほしいです。
2回目も観たくなります。休日前の夜にでもぜひ!
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マージン・コール(字幕版)