Amazon prime videoでレンタルにて配信中
2023年 アメリカ
〜あらすじ〜
ケネス・ブラナー演じる名探偵エルキュール・ポアロが、不気味なミステリーに巻き込まれる。
すでに引退し、ベネチアに暮らすポアロは降霊会にしぶしぶ出席するが、客の１人が殺され、不吉な世界へと追い詰められる。
(prime video紹介文より抜粋)
こんな人にオススメ
- 怖い系の推理モノがみてみたい
- 心霊モノは苦手
- でも犯人をあてたい
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
今回は異様な雰囲気でスタート
まるでホラー
随所で驚かせてくれるカメラワークと演出
早く結末を知りたくなる最高の１作です
引退宣言をしているポアロに、古くからの知り合いである１人の貴婦人が訪ねてきた。
ミステリー作家でもあるその貴婦人は、ある家で霊能力者をよんで降霊をやろうとしている人物を紹介しにきた。
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
その家ではかつてペストが流行ったときに、多くの子どもたちを閉じ込めた挙げ句、死なせてしまった。
亡くなった子供の霊が出るといわれ、住人であった少女アリシアが霊の声に悩まされ精神を病み、ついに身を投げだしてしまった。
霊能力者を呼んだのは亡くなった少女の母親であり、霊能力者を崇拝している貴婦人をはじめ、招待された客たちの前で降霊術を披露する。
対して霊を一切信じないポアロ
しかしいざ降霊術が始まると家中に不可解な現象が起こり、ポアロも身を持って知ることになる。
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
驚かせる演出が随所に
過去２作と違い、今回は「恐怖」が襲いかかってきます。
降霊させるのは、かつてこの家の住人でもあり、そして身を投げだした少女アリシア
その日、集められた客は過去にアリシアに関係があった人たち
ポアロは信じません。
「多くの犯罪と2つの戦争をみた」
「人の無関心による”悪”」 それは 「神も亡霊も彼らと話す霊媒師もいない」
戦争を経験したポアロにとって、恐ろしく説得力がありますね。
降霊が始まった矢先、ポアロはトリックに気づきます。霊能力者の近くに助手が隠れていました。
ところが、そんなポアロをよそに霊能力者は奇声を発し、狂ったように目をむき出しにします。
なんと降霊術を完成させます。亡くなった少女アリシアが取り憑きました。
これが本当なのかヤラセなのか、招待客も疑心暗鬼になり、観ているほうも気になります。
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
心身に異常がでるほどに
恐怖の始まりです。
不可解な出来事がいたるところで発生します。
子供の声が聞こえたり、子供の姿が見えたり。
ついに犠牲者がでます。
ポアロ自身も霊を見たり声を聞いたり、少しづつ追い詰められていき、あのポアロが精神的に滅入ってきます
はたして本当に霊の仕業なのか、実は黒幕がいるのか
ポアロの焦りや心労にともない、シーン全体に緊張感がでて、怖いのにワクワクしてきます。
ポアロの真骨頂は炸裂するのか、ここから盛り上がってきます。
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ささいな仕草にも注目
毎作品同じですが、みんな怪しくみえます。
なにかしらの因縁めいた過去はもちろんのこと、被害者である少女アリシアを想う気持ちは集められたみんなが同じです。
それぞれの演者の表情に注目です。
ポアロと会話する人物たちが涙目になるようなシーンが多い気がします。
全体が薄暗いのでそう見えるだけかと思いましたが、何かを訴えかけるような、そんな印象を感じました。
推理系の映画は顔と名前を一致させることが必要ですね。
登場人物がすぐに覚えられませんので、字幕だとついていけなくなるかもしれません。
そのための予習はしといたほうがいいと思いますね。
部屋を薄暗くして観るのがオススメです！ 休日前の夜にでもぜひ！
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
