Amazon prime videoより配信中
2021年 公開
〜あらすじ〜
東京・京王線の明大前駅で、終電を逃したことから偶然に出会った山音 麦と八谷 絹。
好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。
近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、
日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。
(prime video紹介文より抜粋)
こんな人にオススメ
- 絶賛恋愛中
- ブラック企業に勤めていたことがある
- 部屋のインテリアに悩んでいる
夢から現実へ
恋人と観るのにオススメの1本です。
とてつもなく趣味が合う2人の偶然の出会い
もう毎日が楽しすぎる2人の生活
が、
そんな2人に社会という現実の壁がたちはだかる
(C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員会
「山音 麦(有村架純)」と「八谷 絹(菅田将暉)」は飲み会の帰りに、終電をなくした駅で出会った。
2人は小説家も映画ジャンル、ミュージシャンもまったく同じモノが好き。
すぐに仲良くなり恋に落ちて同棲を始める。
まわりの日常の何気ない風景やお店も、2人一緒だったら魔法にかけられたように楽しく、幸せな日々を送っていた。
2人は大学卒業後に夢を追うためフリーターに。
それでも変わらず幸せな生活は続いていたが、「八谷 絹」は現実を考え就職することを決断。
しかし、八谷 絹は社会の厳しさに揉まれ、夢も理想もなくなっていく...
頭では分かっちゃいるけど、つい
理想の恋人
理想の住まい
理想の生活
出会ってから2人の生活は、それはもう幸せで毎日が楽しくてうらやましすぎるほどです。
「こんな生活が続くことはないだろうな」
そんなことを考えたアナタ、社会に揉まれている戦士である証拠です。
「八谷 絹」は就職し、営業として客先を駆けずり回って土日の休みもとれることが少なくなってきます。
仕事を家にまで持ち帰る日々。精神をすり減らしていき、趣味のマンガや映画にも興味を示さなくなり無気力になっていきます。
彼女との約束もキャンセルが増えていき、そんな自分にもイライラしていきます。
そして好きなことを仕事にしようと行動する彼女に、ついに八つ当たりし、さらにイヤミまで言ってしまいます。
「仕事は遊びじゃない」
(どんな辛い思いしても)「仕事なんだから大変じゃない」
「(いまだに本を読んでいる)絹ちゃんがうらやましいよ。」
なにか昔の自分を見ているようで、すごく切なくなってくるシーンです。
将来に悩み、つい人と比較してしまい、ときには自己嫌悪に陥る。
似たような状況で自分が相手に対してどういった態度で接したか、これを観るとよく分かるし、あらためて情けなくなってきます。
(C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員会
何か自分がやっているような感覚に
2人が出会ってお付き合いが始まり、そして友人や色々な人との出会いを通じて「人はこうやって成長していくんだなあ」とシミジミ感じる内容になっています。
2人の名演技に注目です。
ケンカのシーンはあまりにもリアルすぎて、まるで自分がやっているような感覚を覚えます。
なにより男の弱い部分をみごとに表現しているので、感情移入すること間違いなしです。
でも最後はホッコリします。
(C)2021「花束みたいな恋をした」製作委員会
花束みたいな恋をした