99分
【主演】アマンダ・セイフライド
こんな人にオススメ
- たまにはファンタジーも観たい
- 人狼ゲームが好き
- 推理モノの緊張感が好き
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
だれが人狼なのか
のどかな村に襲いかかってきたオオカミ
正体は人狼
身内も信用できなくなる緊張感がたまりません。
暗い森の奥にある小さな村
その村ではオオカミに襲われないように、豚を生贄として捧げていた。
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
村にいる少女が母親から言われた言葉
”知らない人と話すな”
村の昔からの言い伝えでもあった。
少女ヴァレリーと木こりのピーターは、親に内緒で抜け出し2人で会っていた。
幼なじみの2人は仲が良かった。
そしてお互い好意を抱いていた。
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
ー 10年後 ー
成長したかつての少女ヴァレリーは、子供のころと変わらずピーターに心を寄せており、それはピーターも同じだった。
しかしピーターが言った。
「何も聞いてないのか? 君とヘンリーの婚約」
ヴァレリーの母親が、ヴァレリーの結婚相手を勝手に決めてしまったのだ。
決めてはお金
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
「お母さんは以前からお金を欲しがっていた」
鍛冶屋のヘンリーは村の中でもお金を持っていたからだ。
ピーターはヴァレリーに想いを伝える。
「オレと逃げよう 海でも町でも山でも」
ヴァレリーもそれに応えた。
「あなたさえいれば」
その時、村中に鐘の音が響いた。何か事件があったのだ。
村の女性が話している。
「生贄を捧げたのに」
「オオカミが裏切ったんだわ」
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ヴァレリーが向かうと1人の女性が倒れていた。その女性は切り裂かれて亡くなっていた。
「ルーシー!!」
ヴァレリーの姉ルーシーだった。
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赤ずきん (字幕版)
赤ずきん (吹替版)
オオカミへの復讐
ルーシーはオオカミに襲われました。
村人に動揺が走りますが、男性たちは憤っていました。
「裏切ったのはオオカミだ」
「殺そう」
村長は「ソロモン神父を呼んだ。国中でオオカミや魔女を退治している」
しかし娘ルーシーを殺されたヴァレリーの父親が遮ります。
「ダメだ。復讐の機会が失われる」
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ヴァレリーの家には村中の人々がお悔やみの挨拶に訪れ、中にはピーターもいました。
ピーターはヴァレリーの母親から強く言われます。
「あなたの魂胆は分かっている。ヘンリーとなら希望が持てる。あなたに何ができるの」
ピーターは家の中にも入れてもらえず、落胆し立ち去ります。
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村の酒場では男たちが集まり、復讐の計画を立てていました。
ヴァレリーの父親、婚約者ヘンリーとその父親、そしてピーターもオオカミの住む山へと向かいます。
ヴァレリーはピーターを止めて想いを伝えます。
「気をつけて」
しかしピーターの返答は冷めていました。
「もうこんなことやめよう。君とは遊びだ」
「ヘンリーと結婚しろよ」
「ウソよ」
ピーターはヴァレリーを振り切ります。
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ヴァレリーは男たちの後ろをこっそりついていきます。
村はずれに祖母の家があり、ヴァレリーの父親は祖母と言葉をかわして山へ向かいます。
ヴァレリーも祖母とハグを交わします。
「おばあちゃん」 「かわいい孫娘」
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祖母はヴァレリーを家に迎え入れます。
落ち込んでいるヴァレリーに、結婚祝いとして”真っ赤なローブ”を渡します。
「自分の結婚式なのに、まるで売られる気分」
ヘンリーとの結婚は避けられない状況でした。
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オオカミの巣がある洞窟に入った男たち。
途中で道が2つに別れ、男たちも二手に別れます。進むと更に二手に別れます。
「オレはこっちに」
「固まっていたほうがいい」ヘンリーの父親が言いましたが、
男たちは結局二手に別れます。
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ヘンリーとヘンリーの父親が2人になり洞窟を歩いていると、オオカミが襲いかかってきました。
ヘンリーの父親は襲われ倒れます。
急ぎ他の男たちも合流します。
オオカミは再び襲いかかってきました。
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オオカミの討伐
村に男たちが帰ってきました。
1人がオオカミの首を持って誇らしげに自慢しています。
「首を獲ったぞ!」
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しかし1人犠牲者が運ばれていきました。ヘンリーの父親です。
落胆するヘンリー
ヴァレリーの母親もひどく悲しんでいました。
ヘンリーの父親と、ヴァレリーの母親、過去に2人には秘密があったからです。
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オオカミを討ち果たし、村ではお祭り状態の準備をしていました。
その時、仰々しい馬車が村へとやってきました。
オオカミ退治の第一人者、ソロモン神父と護衛たちでした。
村長が呼んでいたのです。
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1人の男がソロモン神父に誇らしげにオオカミの首を見せますが、神父は言い放ちます。
「それはただの灰色オオカミだ」
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ソロモン神父は村人を集めて言います。
「人狼は死ぬと人に戻る」
「この村の人狼はまだ生きている」
最後にソロモン神父が言います。
「赤い月がでている間は、ひと咬みで呪いが伝染する」
まさに今が赤い月がでている時期でした。
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「オオカミはこの村にいる。隣人か親友、あるいは妻かも」
しかし村人は予定通り祝の宴を始めます。
村人はもうオオカミはいないと信じていました。
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襲いかかる人狼
村は宴が始まり、みんな何もかも忘れて楽しんでいました。
ヴァレリーとピーターは本当の気持ちを伝えます。
「君の将来をダメにしたくないんだ」
「お金なんか」
「ヴァレリー、オレには資格がない」
「いいの」
2人は親に内緒でこっそりと逃げる計画をたてます。
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宴が最高潮に達したその時、黒い何者かが襲いかかってきました。
村人に次々と襲いかかります。
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倒れていく村人
「教会へ!!」
正体は黒いオオカミでした。
「ロープを!」
ソロモン神父の指示で、護衛たちがロープでオオカミを取り押さえます。
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しかしオオカミの力が上でした。
護衛たちはことごとく吹き飛ばされます。
「神のほうが強いのだ!」
馬に乗ったソロモン神父はそう叫び、オオカミに斬りかかりにいきます。
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オオカミは一気に飛び上がり、ソロモン神父の馬ごと跳ねのけます。
オオカミはどこかへ飛び去っていきました。
狙われた赤ずきん
友人ロクサーヌと逃げているヴァレリー
突然、さっきのオオカミが2人の前に現れます。
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”逃がすものか”
「うそ! しゃべれるの!?」
ヴァレリーはオオカミの言葉が分かりました。
”お前は村から出ていくことを望んでいる 私と一緒に行こう”
「いやよ!」
”では血が流れるぞ まずはこいつだ” そう言ってヴァレリーの友人を睨みつけます。
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「いたぞ! 撃て!」 ソロモン神父が駆けつけました。
オオカミはヴァレリーを睨みながら、立ち去っていきました。
友人ロクサーヌがヴァレリーに聞きます。
「オオカミと話しを?」
「話しかけられたから」
「唸り声だったよ」
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なぜかヴァレリーは、オオカミの言っていることが理解できてしまいました。
しかし友人ロクサーヌは唸り声しか聞こえませんでした。
自分でも分かりません。
「魔女だと思われる」
ヴァレリーはそのことで疑われ、魔女狩りにあうことを恐れていました。
友人ロクサーヌは”黙っている”と約束してくれましたが、一波乱起きることになります。
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誰が人狼か
「これほど強いのは初めてだ」
ソロモン神父はオオカミの強さを素直に認めます。
村人たちを見ながら、
「くまなく探せ。なにか”しるし”があるはず。 異常な振る舞い、奇妙なニオイ」
「秘密を暴き出す!すべての家を調べるのだ!」
村人たちは周りの人を見ます。疑心暗鬼になっている様子でした。
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ヴァレリーはすぐに家に閉じこもります。
それを見たピーターがすぐさま声をかけにいきます。
「村をでよう。すぐに荷造りするよ」
ヴァレリーはオオカミの目を知っています。焦げ茶色の目でした。
「行けないわ」
会話しながらもヴァレリーはピーターの目を凝視します。
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人狼は村人の誰か
確信がもてずピーターの願いを断ります。
「ごめんなさい」
ピーターと会話が終わり、振り返ると突然祖母がいました。
ビックリしながらも祖母と会話するヴァレリーでしたが、常に目を凝視していました。
焦げ茶色の目
それは祖母でした。
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祖母は果たして...
祖母と少し距離を置いてジッと見るヴァレリー
「どうしたの? 何だい?」
「オオカミに話しかけられた。今みたいに」
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祖母と距離を取りながら話します。
「殺されなかったのね」
近づいてくる祖母、微妙に距離を離すヴァレリー
「生かしてくれたみたい」そう言いながら、ヴァレリーは窓をバンッ!と開けます。
陽の光が入るからです。
しかし祖母に変化は何もありませんでした。
祖母は辛そうにしているヴァレリーにハグを交わし慰めます。
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魔女として裁かれ
ヴァレリーと一緒にオオカミと対峙してしまった、友人のロクサーヌ
そのロクサーヌの弟が見当たりません。
櫓(やぐら)に隠れていた弟をソロモン神父が見つけ、引っ張り出します。
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「やつを見ろ 言葉が変だ! 悪魔と話している!」
ソロモン神父は尋問します。
しかし弟は元々まともに話せませんでした。そのまま連行されます。
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「人狼の名前を言え!」
尋問するソロモン神父
喋れないロクサーヌの弟をソロモン神父は怪しみ、古代ローマ時代に使われた象の形をした監禁台に閉じ込めます。
火で熱するため、閉じ込められた中は高温になります。
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ロクサーヌは弟を解放してもらうため、ヴァレリーがオオカミの言葉を理解していたことを密告してしまいます。
ソロモン神父はヴァレリーを魔女扱いし捕まえ尋問します。
「人狼との会話は?」
「一緒に行けば村は襲わないって」
「狙いはこの娘だ! 諸君らじゃない」
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ソロモン神父はヴァレリーを生贄にします。
オオカミをおびき寄せ撃退するのです。
ヴァレリーが捕まったことを知ったヘンリーは、恋敵であるピーターに共闘を持ちかけ、ヴァレリーを救い出す計画をたてます。
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ヴァレリーの心中は...まだ人狼が誰か特定ができていませんでした。
ピーターもヘンリーも人狼ではないという決め手がありませんでした。
ヴァレリーは仮面を被らされ、生贄の場所にそのまま放置させられます。
そんな中、ソロモン神父の目をかいくぐり、ピーターとヘンリーの救出作戦が始まりました。
そしてオオカミはそれを見計らったかのように再び出現しました。
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誰も信用できなくなる緊張感
誰が人狼なのか
誰が怪しい行動をとっているのか
でてくる人間が全員怪しく見え、その緊張感が最後まで続きます。
人狼の目を見たあとの、ヴァレリーが人と会話する時のジーッと見る目が面白いです。
何かうかがうように、一生懸命その目を見て正体を暴こうとします。
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
赤ずきんらしく、定番のシーンもあります。
「目はなんて大きいの」 ”お前をよく見るためだよ”
「耳はなんで大きいの?」 ”お前の声を聞くためだよ”
「なんて大きな口」 ”お前を食べるためだよ”
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(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
注目はソロモン神父役のゲイリー・オールドマンです。
少しイカれた感じの相変わらずそのままのキャラで、強いのか弱いのかよく分かりません。
終盤までストーリーを盛り上げてくれます。
たまにはこんなファンタジーもオススメです。
人狼ゲームが好きな人やそうでない人も充分楽しめます。
休日前の夜中にでもぜひ!
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赤ずきん (字幕版)
赤ずきん (吹替版)