感動モノ

【恋は雨上がりのように】疲れているときに観てほしい1本です

111分

Amazon prime videoより配信中

こんな人にオススメ

  • 最近いいことがない
  • 仕事に追われて疲れている
  • 無性にホッコリしたい

〜あらすじ〜

高校2年生の橘あきら(17)は、アキレス腱のケガで陸上の夢を絶たれてしまう。

偶然入ったファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の近藤正己(45)だった。

それをきっかけにあきらは、ファミレスでのバイトを始める。

バツイチ子持ちで、ずっと年上の近藤に密かな恋心を抱いて……。

あきらの一見クールな佇まいと17歳という若さに、好意をもたれているとは思いもしない近藤。

しかし近藤への想いを抑えきれなくなったあきらはついに近藤に告白する。

(prime video紹介文より抜粋)

図書館でオススメの本を紹介する店長

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

お笑いあり感動あり、そして切ない恋愛ストーリーです

落ち込んでいる人や、

メンタルが不安定なときにこそ観てほしい

温かい気持ちになれます。

郊外のファミリーレストラン

店長の近藤は45才のバツイチで、パッとしない地味な存在

アルバイト中の女子高生アキラは、休憩中にまかないのサンドイッチを食べていた。

アキラは店長にシフト表を提出しながら店長を睨みつけていた。

バイトが終わり帰路につくアキラ、

それを追いかけるアキラに恋をしている同級生の吉沢

外で話し込む2人を見つめる店長が、ポツリと一言

「10代の子からみたら俺なんかゴミ同然なんだろうなぁ」

隣にいたベテランの久保さんが言う

「ゴミ以下でしょう」

店長に恋するアキラ

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

練習中の大怪我

その日のバイト中に、スマホを忘れて帰ったお客さんがいました。

自転車に乗って帰ったお客さんに、アキラは走って追いかけます。

そのあまりの速さに皆がビックリし、同級生の吉沢が説明します。

「すっげー足速いんすよ。びゅんびゅん風を切るってああゆうことなのかなぁって」

無事にスマホを届けて戻ってきたアキラは、足を抱えて倒れ込みます。

足を痛めたのです。

足を痛めるアキラ

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

アルバイト中ですが実はまだ陸上部に所属しており、練習中のアキレス腱の断裂により休部中で、治りかけてはいるがまだ全力で走れない状態でした。

店長はアキラを車に乗せ、急いで病院に向かいます。

実はアキラは、介抱されたこと、車に乗せてくれた店長の行動が嬉しくてたまりませんでした。

つい店長の服の匂いをかぐアキラ

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館


恋は雨上がりのように

告白

雨が降りそうな放課後、アキラは陸上部のことを思い出していました。

幼馴染で親友の喜屋武(きゃん)と一緒に部活で毎日走っていたこと

大会で新記録をだしたこと

そして練習中に大怪我をしたこと

通院中に雨が降ってきて、雨宿りで入ったファミリーレストラン。そこで店長の近藤と初めて会ったこと

店長との初めての出会い

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

歩いている最中に雨が降ってきました。

傘もささずにファミリーレストランまで歩いてきました。全身が雨でびしょ濡れです。

そのアキラの姿に気づいた店長。急いで駆けつけます。

「どうしたの!? びしょ濡れじゃないの! 中に入りなよ! 」

無反応です。

雨のなかアキラは言います。

「…あなたのことが好きです」

雨の中の告白

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

親友の心配

幼馴染の喜屋武は、アキラが大会で新記録をだしたときは自分のことのように喜んでくれた親友です。

ケガをして休部中のアキラをいつも気にかけており、声をかけていました。

また一緒に部活をやりたい、その一心でした。

アキラが休部してからというものの、一緒に通学することもなくなり、遊ぶこともなくなりました。

アキラに新入部生を紹介する喜屋武

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

かつてはともに励まし合ってきて、陸上部で充実していた日々。

喜屋武は今も陸上部で毎日活動しているのに対し、アキラは何もできないもどかしさ。

陸上部のみんなが走っているのを、ただぼんやりと眺めているだけです。

ケガの恐怖はいまもつきまとい、心を閉ざし気味になります。

いつの間にやら2人の間には心の溝がポッカリと空き、少しづつ距離が離れていました。

応援する喜屋武

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

ライバルの出現、揺さぶられる心

アキラのバイトしているファミリーレストランに、1人の生意気そうな女子高生が入店しました。

アキラの姿を見て驚きます。

「こんなところで何してはるんですか!? 部活やってへんのですか?」

アキラの姿を見て驚く倉田みずき

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

その女子高生は1学年下の「倉田みずき」

他校だが陸上部でアキラと同じ種目。

以前、大会でアキラの速さを見た倉田は、アキラに憧れていたのです。

別の日、アキラがアキレス腱を断裂したと聞いた倉田は、再びファミリーレストランに姿を現しました。

片方の靴下を脱ぎ、アキラに見せてきます。

アキレス腱断裂の傷を見せる倉田みずき

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

「うちもやっているんです。アキレス腱断裂」

「橘先輩と走るためだけに必死にリハビリしたんです。」

倉田も1年前にアキレス腱を断裂しましたが、復帰したのです。

去るときに倉田は言います。

「先輩のタイムすぐにぶち抜きますから。 あー、でももう関係ないんですよね」

すごく生意気で一見煽っているようにみえますが、この行動も最後に意味がわかってくると何か込み上げてくるものがあります。

走るのに恐れを抱いていたアキラの心は大きく揺さぶられました。

アキラを挑発する倉田みずき

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

原作のイメージに忠実なキャスティング

原作は「眉月じゅん」のコミック

原作のイメージにピッタリのキャスティングにも注目です。

面白いところが、「大泉洋」扮する店長の同級生である作家・九条ちひろ役が「戸次重幸」という、ホンモノの同級生2人

2人やり取りをみると、大泉洋の話しかたや表情がこれまでと違ってどこか柔らかいです。

同郷を過ごした2人の息ぴったりのリラックスしているのが伝わってきます。

このやり取りはまるで「水曜どうでしょう」のような独特の雰囲気を感じとれるので、ホッコリとした気分で観れます。

久しぶりに旧友と飲む店長

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

感動するシーンが散りばめられている

「ただの諦めとしたら、立ち止まったままになってしまうんじゃないかな」

親友の喜屋武のこと、ライバル出現で陸上のことで悩むアキラに、店長がこう伝えます。

倉田みずきの本心、店長の心からの励まし、

そして最もアキラの気持ちを分かっているのが母親、どんなにケンカしても母親はアキラの本心を理解してくれていました。

このみんなに支えられていたことが感動を誘います。

この物語で強調しているのは雨です。

何かが起こる日は雨が降っており、観ているほうをワクワクさせてくれます。

素敵な恋愛ストーリーで、いい気分になりたいときのオススメの1本です。

休日前の夜にでもぜひ!

今後のことで母親と言い合うアキラ

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館


恋は雨上がりのように
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